3試合感想。


まずは生観戦 2×0
この試合、いちばん気になったのは、ジュビロがなかなかシュートを打たないこと。
パス回しはとてもきれいで(なんて表現すればいいんだ)、ジュビロボールの時間も長いしじりじり攻めていく感じはあるのだけど、いわゆる『決定機』っていうのが欠ける。
それでも、結果を見ればシュート数はセレ6、ジュビ12とのことで、だからシュートを打たないジュビロという風子の感想は、その場の雰囲気なんですね。生観戦の醍醐味。


対してセレッソは、「ボールを持ったらまずアキを見ろ」という鉄則があるかのようにアキのポストプレーが光る。とにかくアキにボールが出たら怖い。アキが競り勝とうが負けようが、勝てばそのままシュートを打たれそうだし(胸や足でトラップ数回してダイレクトボレーを打ったあれが忘れられない)、負けてこぼれてもそれをモリシと古橋が拾いまくるから。特にモリシは驚異的だった。右で見かけたと思えば次の瞬間は左。アキの周りを衛星のように…、そう文字通り衛星のようにくるくる駆け回るかと思いきや、守備でもジュビの邪魔をするしゴール前に飛び出してヘッドをねらってもくる。
アキゴール後のアキコールは、アウェーゴール裏にいる風子もしびれましたです。まあ風子は、この日はジュビロ大事でアウェー側に座っていましたけれども、普段は関西チームをみんな応援してて、だからよけいだろうけど、去年のたいへんだった時期も観戦に行ってたから、その分現在の好調さとアキのゴールへのサポの喜びもわかるし、ジュビロが相手じゃなかったらこんな完勝、完全勝利、完璧な勝ちゲーム、大拍手したいところです。うっ…。


この日のジュビの守備はなんか危なっかしくて、アキのポストからこぼれたボールをセレが拾うと、そこにはマークが当然つきますが、アキ→誰か→誰か→誰か、とボールが回るたびに後手後手のプレスになって、しかもだんだんずれてきて、結局最後はフリーに近くなってしまう。お願いだから誰かシュートコースに入って!と祈るけどかなわず、1失点目はフリーでずどん(ものすごいきれいにゴールの網に突き刺さった)、2失点目はフリーでサイドに走られてやばいやばいと思ってたら真ん中に折り返されてこれまたばーん。
人数的にはちゃんと間に合ってるはずなのに、押さえきれていない。


これは攻撃面でもいっしょで、連れが「ジュビロがそこそこ攻めてるときでも前に人数がいないように感じる」って言ってて、風子もそう思ってたので人数数えてみたりしたんですが、本当はそんなことないんですよね。ちゃんと攻撃の枚数はそろっている。最初に書いた『決定機の欠如』と同じ、雰囲気だけのこと。
で、どうしてそういう雰囲気を感じるのかということを考えたとき、缶詰にしんさんの記事を発見しました。
なるほど、守備のときは、セレの1トップ2シャドーだけじゃなく、サイドまたはボランチの飛び出しまでちゃんと見れてないといけないけど、そこがあいまいになっていた。
そして攻撃のときは、ジュビロの2トップとサイドだけじゃなく、ボランチなどの追い越しが必要になるのだけど、そこの脅威がない。
ジュビロがボールを持っても、絶対にパスするとわかっているからセレはプレスに来ないし、パスコースを読みやすい。ドリブルでつっかけていくような選手がいないから守りやすいし、ボールをまわすだけになって決定機が作れない…。
まあとにかく完敗でした。
セレッソが強すぎた。


次はテレビ観戦の 3×4
いやー大迫力の試合でしたなー。
前半は『攻撃の浦和、守備の広島』という風子の思い込み通りの展開でだいぶ広島が押されてて、1点取られちゃったのでどうかなと思ったら寿人が押し込み、よっしゃドロー!と思ったあとすぐ取り返され前半終了。とにかくたっちー(田中達也)が早すぎるしキレキレすぎる。
後半はまた寿人がリハンジェからのクロスを芯でとらえたダイレクト弾丸シュート、ずどんと決まってよっしゃドロー!と思ったあと悲しいオウンゴール。風子が激烈応援しているカズくんを励ますためにももう1点あきらめないで!と思ってたらコーナーキックからやられて2−4。しかし漢(オトコ)寿人が駒野くんからのグラウンダーのクロスをすばらしい飛び込みで押し込みました。


結局そのまま試合終了…。
広島は小村さんが出場停止ってことでいつもとポジションが違ったんですよね(普段見てないからわからない)。システム自体も変わったのかな?
堅守と思ってたけどたっちーには簡単に抜かれるし、その対応に追われて逆サイドや中を見る余裕もない。
まあ広島系ブログさんでの嘆きはわからないでもないけど、でも最後まであきらめないあの姿勢は応援のしがいもありますよね。
チームが一丸となってる感じも受けたし、これからまだ10節もあるんだから広島にはがんばってもらいたいです。
カズくん、がんばれ!(>_<)。


で、その3試合目は 4×0 なわけで…。
長居に行ってたので全国放送はビデオとってたんですけど、ジュビ戦のハーフタイムで試合結果知ってビビりましたね。よよよよんぜろってアータ。


半ドン引きの神戸。これは仕方ないですよねー。なんせ相手は2位だし。カウンターねらいで1点勝利目指せばいい。
ここぞというところは守ってるけど、もう少しパスの出してにプレスに行きたいところですなー。まあ本当にドン引きなんで難しいですかね。とにかく点を入れられなければいいわけだし。
しかし神戸はほとんど見せ場を作れないまま前半終了。


後半立ち上がりに献上した1点目は、確かに深井くんにチェックに行くべきだったんだけど、中央がまったくおろそかになってしまってるのがきついなあ。
そして後半5分でことりちゃん(小島宏美)登場…ってそれはいいんだけど、なんで平瀬なの!?これから同点ねらってどんどん攻撃しなくちゃいけないんじゃないの?意味がわからない…。
2失点目はこれこそ仕方ないという感じの深井くんの切れ込み。
3失点目は、右サイドをばーっといかれてペナ内右にパス出されて、中央へ折り返して深井くんがずどん。だけど、右サイドをいった2選手には誰もプレスにいってないし、ゴール前でひとりスルーされたからつられたかと思いきやその選手もノーマークだったわけで、いったい神戸DFはなにを注意していたのでしょうね。人数いるのに。他にマークついてたわけでもないのに。
この時点で残り20分。1点返そうとか思ってたかなあ。
その後もゴール前でどフリーにさせること連発、なんでなんで深井くんにマークつけないのかなあ。他の選手にきついマークつけてるわけでもないんだから、ひとりぐらい完全につぶせへんもんか。
ことりちゃんも、気持ちがはやるのはわかるけど、もっとライン見ないとなあ、オフサイドになるばっかりじゃなあ。
4失点目は言語道断、最後まで走ってくれなあかんわー、そりゃもう何点取られても負けは負けやけど、あんなん見せられたら応援するんもせえないわあ…(せえない→かいがない)。
ゴールキーパーはまだ遠慮があるのか、こぼれ球に「俺が行く!」ってところが見えませんなあ。
フー…。


この後は残り10試合すべてに勝つ、ぐらいの気概でがんばってもらわねばなるまい。
できへんとは言わせへん、柏だって大分だって、難しいと思われてた試合をちゃんと拾ってる。拾って…ワーン!(>_<)
とにかく次節ホームで勝つ!それだけ!!