というわけで 0×2 を観戦。


SSメインの第一列目という奇特な座席だったので選手の表情は良く見えましたが試合の流れはいまひとつピンと来ませんでした。やっぱりちょっと俯瞰で見た方がいいんですよね、うーん。今回はたっちー(田中達也)狂の知り合いがいっしょで彼女がチケットを取ったので仕方がありません。
しかしレッズサポってすごいわー。もちろん風子も「WE!ARE!REDS!」とは叫びましたけど、まさにあれは宗教だなと思いました。ある意味怖かったです。『集団心理』という単語が頭から離れなかった。だってセカンドステージの観客動員数平均が13456人(16520+8722+16270+14587+11185の5試合平均)の長居スタジアムで22778人動員ですよ。関西の雨の日ということを考慮するとさすがと言わずにいられない数字です。

で、試合内容なんですけども。
結果から言うとやっぱり「地力の差なのかなあー」ということですね。
レッズが強いのは良くわかる。DFラインを含めフィールドプレーヤー全員が攻撃参加ということを念頭においているし、勢いがすごい。「負ける気がしない」というのはこういうことだな、と。あんな試合をしてくれるなら、たとえ負けたとしても文句は出るまい。
しかしそれにしても、セレッソのふがいなさには正直がっかりしました。負けたこと、無得点だったこと、それだけじゃなく、とにかく走らない、球際で競らない、シュートを打たない、消極的パス、そしてつまらないミス。まるで去年のサンガを見てるようで風子はつらかったですよ。
もともとセレッソは守備より攻撃のチームだと覚悟して浦和3トップを迎えたつもりだったけど、攻撃でもイメージが共有できてないのか連携といえる連携はほとんど見れなかった。一度だけヨシトが最後に飛び込んだいいシーンがあったかなあというぐらい。

まあでも風子びっくりしたんですけど、やっぱり闘莉王は上手くなってるんじゃないでしょうか。てか闘莉王の味から風子が目をそらし続けてきただけなのか。セレッソが中盤から苦しまぎれに放り込むボールはことごとく闘莉王がカットしていました。強豪浦和レッズの名センターバックの肩書きを欲しいままにしておりますよ。
あとレッズでは永井くんがとてもよかった。エメとたっちーがいたので下がり目(トップ下?)の役割だったのかなと思うんですが、セレッソDFがエメとたっちーに引きつけられて、永井くんがいつもフリーになっていた。それを見逃すエメたっちーでもなく、そんでまたボールを受けると永井くんが速いんだ!ドリブルする永井くんに走ってついていくだけで精一杯なセレッソDF。レッズの3トップは本当甲乙つけがたい速さですな。

セレッソはまるでレッズより人数が少ないかのようでした。たとえばレッズがゴール前に攻めてきて、それをなんとかして止めて、そうしたらレッズは前がかりになっているはずだから中盤にパスを出せばセレッソのチャンスになるなあと思うのに、いざ出すと永井くんや山田さんにカットされてしまう。じゃあ中盤すっ飛ばしでヨシトと古橋くん頼む!とロングボールを出すと闘莉王や19、33番に止められる。
後半は前半よりも少しはセレッソがボール持ててたと思うんですが、サイドを全然使わないから攻撃にバリエーションがなく、パスの出しどころばかりを探す日々。苔口くんが入ってから左サイドで多少ボールが動いたけど、クロスを上げてもゴール前に飛び込んでくれそうな人材がいない。出しどころがない苔口くんは中へ中へ切れ込んでしまうからつぶされてしまう。
だけど、身長差だけ見たって、セレッソFWがゴール前で高いボールは競り勝てないということはわかってたんじゃないのかなあ。それなのに何の策も練られていなかった。パスを出したら走らなきゃ!そんでワンツーでももらう気で追い抜いていかなきゃ!レッズなら3トップの誰かがボール持ったら残り二人がぱあーっと上がっていくし、後ろから山田さんやらサントスやら長谷部やら啓太やらがどんどん追いついてくるところで、セレはいつでも3トップにだけ攻撃を任せておくからマークも外れないし厳しすぎる。
攻撃はカウンターのみと決めて守りを固めて無失点でいけるならともかく、今日は点取り合戦でがんがん攻めていっても良かったんじゃないかなあ。だってエメなんて止めようがないですもん。だからこそ、取られたら取り返すという思想をもっとみんなが持たなきゃダメな気がする。

ヨシトの退場については、「啓太役者やな〜!(`□´)」ってことで。てか風子はヨシトを応援しているので擁護したいけど、いいかげん成長しろよとも思う。というセリフを何回吐かせたら気がすむんだあいつは。