1×2 見に行ってきました。


今季最終戦の万博競技場。お天気も良く絶好のサッカー観戦日和であります。
「今日はまっすー(増嶋竜也)を見よう」とのことで、アウェー側SB席に座ったのですが、あまりFC東京側のユニを着ているひとが見当たりませんでした。ゴール裏をうかがうとそちらも同じ状態のようで、もっと青赤がくると思っていた風子は少しばかり拍子抜けです。応援もゴール裏のはしっこの方でひっそりやってらして、風子、4月18日の日記で書いたように、前にFC東京を生観戦したとき「東京サポってちょっと怖いなー」と思っていたので、見解を新たにしました。

試合開始直後はガンバペースでした。東京も『サイドをえぐる、クロスを上げる』ところまではできるんだけど、決定的なシーンで工夫がない。怖さも感じないなあと思っていたところで、ガンバDFシジクレイにきれいにコーナーキックからのヘッドを決められてしまう。しかも、マークを振り切られたのはまっすーの模様。「今日はモニもジャーンもおらんのやぞー、しっかりせえよー」という声が周囲から聞こえてきてびくびくしました。
しかし、1点取られてからFC東京は少し動きが良くなり、風子のアイドル石川ナオくんと加地くんの右サイドが何度も突破をはかる。ナオくんは「右サイドで見かけないなー」と思うとちゃっかり左サイドにポジションチェンジしており、なかなかの運動量であります。スタメン発表でFW登録だったので「ほえー」と思いましたが、ルーカスをワントップにしてナオくんは右サイドでチャンスメイク+自己突破という感じ。

1−0で開始された後半直後、FC東京応援団が『ルパン三世』を歌い始める。前半は、いいプレーをした選手に拍手を送る程度でほとんど音を出した応援が見られなかったため、驚いた風子が『ルパン三世』に気をとられていると、隣で先輩が「どあっ」と声を上げ、それにはっとしてピッチを見るとゴール前でどフリーのFC東京選手を発見。「えっ」と思っているあいだにネットが揺れ、この時点で1−1の引き分けになる。
その後、さらに生まれ変わったFC東京が怒涛の攻め。ガンバの攻めが単調になってしまっているため、肝心のまっすーの出番がない。それはそれで良いことだと頭を切り替え、ナオくんを凝視する風子。
ナオくんはほんまにスピードスターだなあと思いました。DFがナオくんのスピードについていけなくてフリーにしてしまったところへ、ガンバGK松代くん(まつよと読むべし)が飛び出していって、がら空きのゴールにナオくんループシュート!完璧に枠にいってたけどバウンドが高くてバーの上に…めっさ惜しかった!

FC東京はディフェンスも良かったです。最終ラインのまっすーまで来てしまうとやっぱりびくびくしてしまうのだけど、たいがいはそれより前、中盤で相手の攻撃をつぶします。
その中心人物はもちろん今ちゃん(今野泰幸)です。
今ちゃんは読みがいいとか危険察知能力がすぐれているとか、いろいろいいところがあるんだと思うけど、風子が見てて思ったのは単純に「足が速い」ということです。だから、ガンバが味方同士でパスを回したりするとき、パスの受け手と同時にボールのそばにいっても一歩速いの。それで、ボールをとったら簡単には取り返されなくて、必ずフリーの選手を見つけてパスをつなぐ。あの技術でまだ21歳だというのだから驚いてしまいますね。
それから目立っていたのが、17番の金沢浄さん。いつもいいところにいてフォローする感じで、いざとなったら頼れる存在。生観戦に行くとこうやって名前を知らなかった選手を身近に感じられるからいいですよね。
でもやっぱり『モ・ニ・ワ!\(^O^)/」の応援が見れなかったのが残念ー。

今日はガンバの攻撃はことごとくつぶされていました。大黒くんはいいところに走りこんでいて(このひともかなり足が速い)、ヤット(遠藤くん)やフタ(二川くん)からいいパスが来るんだけど、決めきれない。『ボールを受けてからすばやく反転してシュートを打つ』という持ち味が出せなかった。コータくん(吉原宏太)はどうだったんだろう、風子あんまり見れてなかったのだけど。
対する東京の攻撃を見てて思ったのは、『追い越す文化』ってこと。右サイドにしても左サイドにしても、『パス&ゴー』というのか、ワンツーが数多く使われていた。サイドにはたいた選手が、ボールの受け手を追い越してまたすぐボールを受ける。そして、サイドを深くえぐって、クロスだけじゃなくマイナスのパスからシュートを打つ。高いボールはシジクレイにさんざん阻止されていたから、それを崩そうという意識にとても好感が持てました。こういうのがサイドバックとサイドの連携というものなのでしょうね!(^∇^)。
加地くんは、代表でもああやって抜きつ抜かれつしてくれる選手がいたらもっと良さが出るのになあ。と思ったり。

あと、最終戦ということで去年の 5×1 を思い出してしまいました。せつねえ。
終戦セレモニーでのみやもーの挨拶はとてもとても賢そうで落ち着いていて、「俺代表でもキャプテンやってんねん、この冷静さたまらんと思わん?」的なしゃべり方をしていました(風子的見解)。カッコいいよ優等生だよみやもー。
でもあのう、みやもーって、ちょっと風子…。最終ラインにいるときは思わなかったのだけど、ボランチで使われてるときのみやもーはあんまり好きじゃないかもしれない。主にディフェンス重視のボランチなのだろうけど、あまりにも攻撃性がない。バックパスもよくするし、しかもそのパスが短かったり弱かったりするから、ピンチを招きやすい。
1試合見ただけやからそう思うのかなあ。でも足元あんまりうまくない…ですよね?(おわ)。今ちゃんがなんなく抜いていたように見えたのは気のせいだったのかな!

あーこれでしばらく生観戦はないです。でもチャンピオンシップも新潟チャリティマッチもドイツ親善試合も、テレビにはかじりつきます。