キリンカップサッカー、ペルー戦。


いやあ…。
不肖風子も数々のサッカーの試合を見てまいりまして一応わかっているつもりです、勝負事はいつでも紙一重だ、ピンチの後にチャンスあり、またその逆もしかり、そして、決められるときに決めておかないと反撃されてしまう。
だけど、今日の試合はあまりにもあまりではないのか。
あーなんつうかストレスたまる展開ですなあ、てか得点のにおいがしないのがもうダメだ。
いやまあ点を取るだけがサッカーのおもしろさではないから見ますけど、「枠にいってない」とかそういうレベルでもなくシュートまでいかないんですよね、いやシュートは打ったとしてもこころがわくわくするような「ぐはーっ!(>▽<)、今の惜しいー!(>▽<)」っていうのがない。

ペルーのプレスに日本が押さえ込まれたのかと思ってたけど、そうと言うより日本はどうやって点取ろうと思ってるの?。すごい不思議。確かにみっくん(小笠原くん)がボールを前向きで持ったときはスルーパスも出るだろうけど、隆行が左サイドに開いてそれを受けても中に入り込むのがお玉だけじゃクロスも上げられない。なんかよくわからないけど攻撃の層が薄い。
みんなが自分の動くエリアを限定しすぎているというか、意外性がない。えー?ていうかこれはもうひとりひとりの運動量が問題なの?日本代表が、レッズのエメたっちー永井くんが開花したときのような、最近のガンバの大黒フェルナンジーニョアラウージョの変幻自在ポジションチェンジのような、好調セレッソのアキモリシ古橋のポストプラスこぼれ球狙いのような、3人で局面を打開するチームでないなら、隆行お玉みっくんをフォローするかたちでもっとアツくんやサントス、ふくにー、ヤットという後ろからの飛び出しにがんばって欲しかった。あー、まあヤットは2本だったかミドル打ってましたし、ふくにーといなもーとのボランチ形成となるとヤットがバランスを取る側になるんだろうから、前線になかなか顔を出せないってのはあるのかもしれないが…。

そう、そんでそのいなもーですよ。
停滞気味の前半を終え、後半すぐお玉に代わって投入された大黒くんとともに、今日のいなもーは攻撃の活性化という点では活躍できたと思う。中盤とFWのあいだにぽかっと生まれるエリアにどんどん飛び出して(ここらへんはヤットと話し合いがあったみたいです、自分が前に行くからっていう)、大黒くんにスルーパスも出したし、ペナ内で仕掛けていくこともあったし、こぼれ球にダイレクトでシュート狙っていくこともあった。ゴールこそできませんでしたが、ああやってボランチの選手が攻撃する姿勢を見せることで、自分にマークを引きつけて隆行大黒の負担を軽減できればそれはそれでいい。
だけど、いなもーが前に出てたことであのカウンターが防げなかった、とか言い出すひとがいるんではないかと風子は気が気でない。得点が決まらないのがFWだけのせいではないように、カウンターを食らってしまうのもDFだけのせいではない。ましてやボランチのいなもーが前がかりになってたせいではない。
けどいなもーですから。周りの期待もすごいし、風当たりも強い。今日の放送では特に『海外組・国内組』を連発していたし、そういう意味でも目立つ選手だから、びくびくしてしまいます。

まあしかし、この状態をW杯予選バーレーン戦でやらかさないがための親善試合ですからね。きっと選手はもう切り替えてると思う。風子もその波に乗ろうと思います。
でも中盤のあの穴あき具合を見ると、そこを埋めつつ自分も前に飛び出しつつ守備もできていた2月3月の俊輔と比べてみっくんに「俺をスタメンにしないのは俊輔が海外組っていうだけだろ」と言う強味は出なかったなあ…。

もー、あんだけ稲本稲本言うからちょっと期待して見てた『やべっちFC』、たいしたことなかったですね…。でもいいや、いなもーがしゃべってるだけで良しなのだ…。
『巧』のアツくんのサイドチェンジは最近神戸でトップ下に使われてるってことも関係してるのかもしれないと思いました。アツくんはまだ進化していく。はず。超期待。