ありがとうヴァンフォーレ甲府。


テレビ観戦ですが 1×0 見ました。


昇格組(しかも3位)ながらなかなかがんばっている甲府を一度見てみたい、という気持ちでテレビつけたんですが、そう、つまり甲府をまともに見るの初めてだったんですが、すごい、ちょっとびっくりするぐらい、ほんまもんやった。


素人予想では、マリノスの攻勢をなんとか防いで前半0−0に抑えて、後半カウンターで1点取って守りきる、ていうのを考えてました。
予想通り0−0で後半を迎えたわけですけど、風子の思ってるのとは違った。
早い攻撃、という風子が聞いてた噂は、確かに早い攻撃ではあるんだけど、クリアボールを前線に大きく出してラッキー探しのカウンターなんかではなくて、ちゃんと自分たちで組み立てを行っている。あわてて蹴りだしたりしない、回すところは回して、縦へのパスを効果的に取り入れて、ちんたら回してるだけでもなくてパス&ゴーでポジション入れ替えも積極的でいつも流動している。


その中で、「まずはバレー」という意識がみんなにしっかり浸透しているから、誰かが中盤や最終ラインでボールを持ったらバレーに行くことはわかってて、「その次にどうするべきか」っていうのを常に探している。これが早い攻撃へつながる強みだと思う。流動的に加えて連動しとる。
そんでサイドはいとわずに何度も勝負かけてえぐってくるし、ペナ中にも必ず3人以上走ってくる。


とにかく運動量がすごい。一度ボールを取られたはずの選手が、取った相手を追いかけて取り返すなんてことはざらで、ぜったいにあきらめたりしない。横浜相手に、どれだけピンチを迎えても、最後の最後まで走って身体だけでもつけてくるから、惜しいシュートを打たせない(今日の横浜なんてセットプレー以外いいところなかったでしょ)。
こぼれ球にもしつこくいくし、パスカットするときは怖がらずに読んだコースにぶっちぎって走ってくる。そのひとがダメでも次の選手がボール奪取する。すごい集中していた。


前半最初は「まあこんなもんかな」って思ってたんです。走る走るとはいっても、それが90分続けばすごいけどそれは無理やろなって。なんせ相手は横浜ですし。テクニックで(プレースキックとかで)1点取られてしまったら崩されそうやなと。
けどそれが前半30分過ぎても変わらないし、むしろ甲府のほうが上記のようにうまく組み立てはじめて、「カウンターだけやないんや」と思って、そうして後半になって、立て直してくるかと思った横浜に見劣りしない。さすがに後半20分前後から苦しくなって中盤があいてきたんだけど、それでも前からのプレスという意識はずっとあった。そこから速攻っていう意識も。リスタートも早く、ゴールキックも蹴りだすんじゃなくてラインに出して組み立てていく感じ。すごい。ほんまにすごかった。


「めっちゃいいゲームやわ〜ここまで来たら勝たせたいわ〜」と思いだした後半30分過ぎぐらいから横浜の攻勢が続き、狩野くんという新鋭を出されてとても不安になった甲府
「でもこんな試合してくれたら、引き分けでも納得できるなあ、サポ冥利につきるなあ」と思いつつ「あわよくば得点を!」と祈り続けました。何度もあった横浜のコーナーキックも「これさえしのげばなんとかなる!」と思った。
そしてそれが本当になったのは、後半ロスタイムのことなのでした。。。


いやー、ほんま久しぶりに痛快な試合見せてもらった。
おめでとうありがとうヴァンフォーレ甲府!(^∇^)
甲府に近いところに住んでるひとは、一度見に行くべきやと思う!いい試合します!