サウジ戦


前半立ち上がりは若干行き急ぎすぎ感がありましたが、リズムができはじめるととてもいい感じに(^∇^)。
オシムジャパンは初戦から方向性を観客にアピっていましたが、このサウジ戦でさらに進化していることを証明してくれた。


なんせ風子は、「サイドからの攻撃に逆サイドがからむ」っていう、以前はついぞ見られなかったプレーにキャッキャしましたよ。サイドハーフサイドバックか知らんが、クロスを上げたりドリブルで切り込んでいくっていうだけが仕事じゃないんですね!クロスに「飛び込む側」でもいいんですよね!自分の仕事だけやってあとはお願いします、じゃなく、前めにいるどの選手がどの位置にいても良く、布陣とは違っても今いる位置でやるべき仕事をやる、というのが見てて楽しすぎた。これが本当の自由性ですよね。


駒野きゅんとサントス、加地くんと今ちゃんの組み合わせは、それぞれバッチはまってましたなぁ!サウジの時間帯が少なかったせいか、サントスのザル守備もあまり気にならず…。それよりも攻撃面でのメリットのほうがよく見えてた。駒野きゅんの両サイドでトップクラスな実力がやっと正当評価されそうで嬉しい。
特に、29分の今ちゃん→我那覇の得点、これは今ちゃんのクロスの精度や我那覇のヘッド技術も良かったのだけど、それより前に、ボールを持った加地くんの外を今ちゃんが走り、そこへボールを預けた加地くんがまた今ちゃんの外を走り、そうして相手を外へ外へつり出したあと今ちゃんが中へ切れ込んで相手にケアさせてふわっと空間の空いたペナ内の我那覇へ精度よくクロスを送る、この連動性がすばらしかった。我那覇は決めればいいボールだった。
こういうのたまらんわ〜好きやわ〜(^∇^)
だから、後半5分の今ちゃんスペースへパス→駒野きゅん低くて早いクロス(広島仕様)→加地くんスルーぎみ→後ろにいた巻くんと我那覇 っていう、この関係もおもしろかった〜
巻くんの無得点に関してたぶん騒がれるんだろうけど、オシムのこの言葉で風子は救われたね。本当に選手愛を感じる。
「きょうは使って正解だった」
大丈夫だ巻くんがんばれ!(>_<)


DFラインについては、本職じゃない選手を使うのは実際どうなんだろう…と最初のころは思ってたんですが、どうなんでしょうね?風子的にはアリだなと思ったんですが…
ヨシカツくんも言ってるとおり、ボールキープできてビルドアップの選択肢として名前を挙げることができる、というのは強みのように思う。今までのDFでここまで組み立てを計算できる選手いませんでしたもんね…。その分守備力で不安が出てくるのかもしれないけど、
RPG風にいえば「防御10攻撃2」から「防御8攻撃6」ってステータスの違うキャラを使うようなものかなぁ


けど、闘莉王、アレはないぜ!笑
闘莉王が蹴る気満々だったし、まだ自分はチームに馴染んでいないので」という高松くんコメントには笑いましたが、だからこそ本人に蹴らすべきだったんでないの?(^∇^)。もっとチームメイトのこと考えてあげなあかんよ闘莉王ー、もう主力になってきてんねんから。ゆくゆくは阿部っちか啓太か闘莉王チームキャプテンやるんやろ?(^∇^)


そして風子が今回最大の賛辞をおくりたいのが…ウフフ
中村憲剛くんなのだ!(^∇^)
あのひとのプレー好きやわ〜、なんか自信に満ち溢れてるよね!
おちついてるし、パスの受け手が受けやすいタイミング、場所にしっかりパスが出せてる。連動性が求められるオシムサッカーでは、ダイレクトやワンツーを狙うがためにともすればあわててボールを回すシーンがなきにしもあらずだったけど、キープできるひとがここにいると周りが動きやすそう。ヤットもこのタイプですよね。将来は2枚看板になりそうだな。あ、俊輔も入れて3枚か。


後半グダグダなところもあったけど、そのたびにパーマ山岸やはにゅ〜たんやら、「うわっこの時間帯に入ったら何かしてくれそう!」と思える選手によって期待値が上がり、きもちよく最後まで見れました。今年最後の試合としては、結果も出たし、言うことなし。
欲を言えば寿人が見たかったけど…(巻我那覇高松、そして前リョとかとは、寿人は特徴が特に違うからポジション争い的にはあまり心配してないのだが…)。