ジュビロ×神戸(テレビ観戦)


いや〜もうかったな神戸。

前半の入り方は悪くなかった。前めからのチェイシングはいつもとおり、クロスにも中でよくマークについてはね返していたし、シュートコースも身体をはってふせいでいた。
前半10分、左ペナ角でヨシトが中へ切れ込み、シュートしたボールがジュビロDFにあたってレアンドロの足先に当たってゴールポストに跳ね返ったところを近藤くんが押し込み、先制。
14分にはジュビロのパスをインターセプトしてから速攻、レアンドロが持ち込み自分で正確にシュートし2点目とする。
しかしここから神戸は少し気が抜けてしまったように見えた。

本当に微妙なところなのだけど、「一歩」の出足が遅い。その一歩一歩の遅れはゴール前に攻められるころにはすごい遅れになっている。なんとかこらえていたが、30分ちょっと前にフリーキックのこぼれを成岡に押し込まれると、後手後手が顕著に。
そして38分、右からのクロスをファーの成岡にヘッドで決められ、振り出しに戻される。

後半に入ってもぴりっとしない神戸。若干疲れたのかな〜と思う。しかしそれを見逃すジュビロではなく、横幅いっぱい使ってパスを回し、揺さぶりをかけてくる。クロスを簡単に上げさせてしまうところはいつもの悪いクセ。
14分にはカンジョに変わって栗原投入。今日のカンジョ…というか右サイドはあまり有効活用できていなかった。まあ「守って速攻」が浸透しているのでレアンドロと近藤くんに合わせるかたちが出来上がっているから仕方ないところもあるのだけども…。

ここからはもうジュビロの怒涛の攻撃にさらされた。特に成岡菊池の積極性が際立つ。神戸は必死に守っているが、「どちらかの決勝点を待つ」というより「ジュビロがいつ勝ち越すか」という展開になってくる。
しかし後半30分過ぎ、ひょんなことから近藤くんとレアンドロがからみゴール前でスルーパス。ゴール右、ニアの狭いコースを滑らせたレアンドロのシュートが決まり、勝ち越し。超意外。

薄氷を踏む感じで、何度も何度も訪れるジュビロのシュートチャンスをなんとかはね返した神戸。中山さん投入で風子的に非常にどっちを応援していいかわからない展開になったけれども、このまま神戸が勝利。リーグ戦初のジュビロからの勝ち点3をゲットしたそうな。

何度もあった好機をモノにできなかったジュビロ、はね返し続けた神戸、数少ないチャンスをモノにした神戸、これが勝敗の分かれ目であった。
最後の時間稼ぎをするところ、ああいうときのヨシトのふてぶてしさほど頼もしいものはない。
とにかく良かったです。次節柏戦はキムテヨンくんもヒデもいないけど、アツくんが帰ってきてくれるだろうて。
せっかく拾った勝ち点、大事にしなければなりませんな。